Blogher(ブログハー)と言い、Her=彼女と名前に付いているだけに参加者のほとんどが女性だが、男性もちらほら参加していた。
このコンファレンスは年に一度だけ開催され、毎年開催地が変わるのだが、今年はロサンゼルス・ダウンタウンのJW Marriottホテルで行われるという事で私も参加してきた。
ロサンゼルス近辺のインフル―エンサー達はもちろんの事、アメリカ全土から参加者が集まり、私の出会ったほとんどの人たちがカリフォルニア州以外から来ていた。
そして参加者の大半がリピーター、毎年このコンファレンスに参加しているようだ。
最初のイメージは女子大のような雰囲気で、ファッションブロガーも多いせいかお洒落な人達が多い。そして、誰もが初めて会う人達に対しフレンドリーに話しかけている。
初日は午後よりチェックインし、コンファレンスのキックオフとなる。
大きなコンファレンス会場に10人用の丸テーブルが沢山並べられており、この会場に2000人以上の参加者が入りワインを片手に初めて出会う人達、そして以前のコンファレンスからの友人と話す時間が始まった。
その後は上の階に用意されている、コンファレンスのスポンサー会場に皆が向かう。
上階に到着すると会場に入る手前に大きなトートバッグが沢山並べられており、それを一人ずつもらっていく。このトートバッグの中には、シャンプー、ローション、アクセサリー、クーポン券、サングラス、パスタ、チョコレートをはじめ色々な商品が入っていた。
そしてスポンサー会場に入ると50件ほどの会社がずらりと並び、数千人のインフル―エンサー達に自社商品やサービスを紹介する。テレビ番組、電気製品、食料品、化粧品、マーケティング、Webホスティング、文房具などで有名な大手会社がスポンサーとして並んでいた。
ここでは、インフル―エンサーマーケティングがどれだけアメリカで重視されているかと言う事が良く分かる。
女性の参加者が多いだけにデザインも女性向き、そしてフォトブースも沢山用意されている。ここで撮った写真をInstagramやSnapchat,そしてTwitterのようなソーシャルネットワークに載せる事で商品が当たったり、プレゼントがもらえる仕組みになっている。さきほどもらったトートバッグだけでは足りないほど色々貰う事になるので、リサイクルバッグをいくつか持ってきている人が多くいた。
このスポンサー会場では、新しい商品をもらったり、サービス内容について聞くばかりではない。
ビジネス志向のインフル―エンサーは各会社に対し自分を売っていくのだ。どの企業もインフル―エンサーのアイデアを取り入れキャンペーンを行っているようだった。例えば、数万人、数十万人と読者のいるブロガーはこういったスポンサー会社から無料で商品を提供してもらい、それをブログ読者に対しプレゼントしますよ!と声をかけ、当選者がそれをもらう。
そうする事で多くの読者がその商品に興味を持ち、会社の宣伝になる。
ビジネス思考のインフルエンサーの視点で考えれば、第1日目は沢山のインフル―エンサーが会場に集まっている為、2日目、3日目あたりに企業へアプローチするのが空いていて良いのかもしれない。
次回記事へ続く:第2日目Blogherコンファレンス詳細