投資家はディスラプターを待っている

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Disrupt(ディスラプト)という言葉を聞いたことがあるだろうか?

Disruptとは、中断させる、途絶される、破壊させるなどの意味を持ち、Disruptor(ディスラプター)とは破壊させる会社や人を意味する。

この言葉がスタートアップの多いここシリコンビーチ(ロサンゼルス)では頻繁に出てくる。

Disruptive Startup(破壊的イノベーションのアイデアをもつスタートアップ)と言うと最近ではUberがタクシー業界を破壊しつつあるのかもしれない。

ケーブルテレビはNetflixのようなストリーミングサービスの登場以来、ケーブル契約を解約する利用者が増えて行っているよう。

旅行者も最近ではホテルよりも安く滞在できるAirbnbを利用する傾向がある。ホテルよりAirbnbでレンタルできる家の方が広く、ほとんどの家にキッチンが付いており、ロケーションも良いとコンファレンスで出会ったフランスからのインターン生達は言っていた。

オンデマンドの音楽サービスを提供するSpotifyもラジオやミュージック業界を変えている。好きな音楽がいつでも聞ける。無料版にはコマーシャルが入っているが、月に$10払えばコマーシャルも無くなり、そして飛行機の中でAirplaneモードになっていても聞ける。このサービスのおかげでもう最新曲を買わなくても良くなったと言う人が増えているのではないだろうか。

シリコンビーチでもHONKというUberのロードサイドアシスタンス版のようなサービスを開始してから今まで日本のJAFのように会員制でロードサイドアシスタンスを行っていたAAA(トリプルエー)利用者がHONKに移る傾向もある。

Snapchatも一時の思い出をシェアできるという事でアメリカでは特にセルフィー好きのミレニアル世代を始め多くの人に支持されている。

先日参加した投資家が集まるコンファレンスでも、このように市場を破壊させてしまうようなアイデアをもつスタートアップには投資家が集まると話していた。

もちろんこのような新しいアイデアを持った企業が出てくると、既存のサービスはクレームを出していくだろう。だが、カスタマーを第一に考えたディスラプターは消費者から多くの支持を受け最終的に世界を変えて行く。

次はどんなディスラプターが出てくるのだろうか??

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