Filippo Olivetti は外資系銀行員として2008年日本にやってきた。その時は3か月程度の滞在予定だった。あれから8年、いまだ日本で暮らしているとは想像もしていなかった。
日本はとてもユニークで文化的な国だ。景色、食、好きなところはたくさんあるが、一番は何と言っても人がとても「Politeness & Respectful」礼儀正しく丁寧だということ。
Fiilippoは夏は自転車、冬はスキーを持って日本全国を旅するが、どこの土地にいっても日本人は温かくやさしいと感じると言う。
ではビジネスの面でその日本人の「Politeness & Respectful」はどうか聞いてみたところ、「世界中どこでもそれはとても大切で必要なことだと思う。ただビジネスにおいては、たくさんのあたらしい変化、それに伴う迅速な決断が迫られる。時として上司、同僚、客先に対する礼儀正しさが進行を遅らせてしまうことがあるかもしれない。部下が上司にはっきり意見をいうことは、決して失礼なことではない。上司はそれをしっかり認識するべきだと思う。」
現在、彼は投資として自身の会社を立ち上げ、その一つとして長野県・野沢温泉で民宿「NOZAWA DREAM」を日本人と共同経営している。
昨シーズンオープンしたばかりだが、今冬の予約ももう入っている。「おかげさまで海外のスキーヤーにもとても好評だ。従業員も英語力をカバーするすばらしいホスピタリティーで対応してくれる。野沢温泉は素朴で小さい町だが、風情があり、無料の公営温泉があり、なんといっても雪がすばらしいパウダースノーだ。今は冬季のみ営業しているが、夏もキャンプやラフティング、水上ヨガなどたくさんのアクティビティが楽しめるので、今後は通年営業を検討したい。」と今後の展望を語ってくれた。