面接で出るかも!ユニークな面接質問
「$40,000を資金として何かできるとしたら、どんなビジネスを始めますか?」
「もしあなたが飛行機事故のたった一人の生存者だったら何をしますか?」
「スパイダーマンとバットマンが戦ったらどちらが勝ちますか?」
これらは実際にAirbnbや、HubSpot等アメリカ有名企業で聞かれた面接での質問。以前はGoogleでのこういった面接質問が話題になっていたが、「シアトルの窓全てを掃除してもらうとしたら幾らになる?」というようなフェルミ推定系のものから少し形を変え、頭の柔らかさだけでなくユニークさを評価するようなものになったように感じる。
実際こういったGoogleの質問は難しすぎて面接官に質問禁止令が出たという噂も。
今回、帰国をして就職活動をした際に、「自己紹介をお願いします」、「あなたの強みと弱みは?」、「今まで一番苦労したことは?」
といったような一般的質問を受け、回答した後に「何故?」と掘り下げらることでその会社に合う人間なのか見られているような気がした。もちろん受ける業界によっては、質問される内容も大きく異なるが、私が受けた外資系の企業だと、この掘り下げ質問が上手く、質問に答えている間に新たな自分に気づいたこともある。
今回はアメリカの就職口コミサイトglassdoorで集めた面白い面接の質問をいくつか紹介し、それに対するいくつかの人気回答も参考にしてみよう。
「あなたの仕事に対するモットーを一番良く表している曲は?」-DELL
– I get Money
– Eye of the Tiger
– 面白い仕事だったらWhistle While You Work、つまらない仕事だったら Working on the Chain Gang
何を大事に仕事をしているかをユニークに表せるかを見ているのでしょうか。
「私たち(面接官たち)があなたの家に夕飯を食べに行くとしたら、何を作ってくれますか?」- Trader Joe’s
-「いい質問ですね!雇用されたら私の家に招待します、そうしたら分かるでしょ?」と答えるよ。
– どんな食べ物が好きか、アレルギーがあるか等を聞いて自分の好きな物を作るかな。
お洒落スーパーのTrader Joe’s ならではの質問。ここは半分冗談を聞かせてアピールか、真剣にディナーメニューを考えてあげるか、候補者の性格が見えそう。
「誰にでもなれるとしたら誰になりたいですか?」- Salesforce
-自分自身
– 自分自身になりたいよ、雇用された自分にね!
自分自身の他には尊敬している人の名前を挙げる人もいましたが、やはり面接の場。どれだけ自分が会社に貢献できるのか(社会にも)自信を持って説明できる覚悟がないと言えません。
「あなたがピザの配達員だとしたら、ハサミはどういう利点を持っていますか?」- Apple
-広告のクーポンを切ってあげられる
-1度には衛生的な理由でできないけど、
1) 配達の間に剃る
2) 車の窓から脱出するための道具になる
3) 綺麗なハサミだったらいらないトッピングを取り除く
4) 危ないから走るの防止になる
5) ピザの箱で折り紙を作れるようになる 等。。。
ピザ配達員とハサミの接点を考えて真剣に答えるか、冗談半分でも役に立ちそうなことを思い浮かぶだけ答えてみるか、これもまた頭の柔らかさと、ユニークさが求められる質問なのかもしれない。
「黄色という色を目の不自由な人に説明してください」- Spirit Airlines
– 黄色は人の心を幸せや喜びで埋めるような明るい色。私たちの肌をあたためてくれる太陽の色でもあり、大きなひまわりの花びらの色、ケージでうたうカナリアも黄色。楽観的な色でもあるから私のお気に入り。
– 色が見えない人に物の色で説明しても仕方ないから…黄色は春のよう。心がワクワクするようなハッピーな色で、花のような香り、シトラスの風味、そして小鳥のさえずりが聞こえるような色でもある。反対に深い色としては緑、青、紫、茶色などがあって、これらは木とかシナモンの匂いがして、落ち着いた思想家のような色。
フライトアテンダントの採用面接で聞かれたこの質問には、様々なお客さんと接することが多いことから表現力を問う問題を通して、実力をはかっているよう。
私が新卒で就職活動をしていた時には、コンサル業界だとフェルミ推定の質問が出て当たり前、コンサルを目指していなくても頭の体操になるし…と少し取り組んだ記憶もある。
予想外の質問は焦ってしまうので、素の自分が出やすいのかもしれない。そういった意味では単刀直入に「仕事のモットーは?」と聞くよりも、「仕事のモットーを表す曲は?」と一捻り入れることで候補者をより知ることができるのかもしれない。
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