「起業の体験」を通して日本を元気に!‐START UP WEEKEND TOKYO

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今回はStartup Weekend Tokyoのファシリテーター(司会進行)/オーガナイザー(企画)である田中 圭さんにお話しを伺った。

田中さんは現在も外資系製薬会社で仕事をする傍ら、ボランティアとしてStartup weekendの活動に参加している。数年前、自身もこのイベントに参加し、あまりの面白さに、自ら運営に志願し、現在に至る。
当時、彼は起業を考えていたわけでもなく、アイディアを持っていたわけでもなかったが、自分の得意な「チーム作り」がどのように役に立つか、どんな人が参加しているのかに興味があり、軽い気持ちで参加した。それが衝撃的だったという。
「その時のイベントは100人くらいおり、まずは6割くらいの参加者がアイディアを発表し、それがコーチからズバズバと意見を言われる。そこから、投票で数を絞って、チーム作りをしました。3日目に最終のプレゼンをするのですが、自分の得意な役割が必ずしもチーム内で必要とされるわけではないので、その場で今自分は何かできるのか、ということを考えなければならず、とても頭を使いました。」と田中さん。

Startup Weekendは、初日に各参加者の60秒ピッチの後、ハスラー・ハッカー・デザイナーに分かれチーム作り、2日目はコーチング、3日目にビジネスモデルの最終発表と審査という流れで行われている。
昨年は北海道から沖縄まで全国各地で約80回のイベントが行われた。リピーターも多く、一度目で上手くいかず、再度挑戦する参加者や、自分の体験を地元に持ち帰ってイベントを企画する参加者もいる。

また、ここから巣立っていった起業家やVCで活躍している方も多く、現在もコーチングや審査員として無償で力を貸してくれている。さらにイベントによっては、同時開催されている他国のSpartup Weekendとのネットワークをつなげることも可能だ。

「起業をしよう!」という決意がまだなくても、「起業の体験」を通し、日本に起業の文化を根付かせたい、というのがStartup Weekendの主旨なので、アイディアがなくても、ITに弱くても、サポートやマーケティング、体を張る仕事など、自分の強みは何かあるはず。まずは気軽に参加して、いろんな人と出会い、刺激を受けて「起業のきっかけ」にしてほしい、それが将来、日本の元気に繋がっていけばいいなと、田中さんは思いを語ってくれた。

直近のイベントではヘルスケアがテーマのStartup Weekend Tokyo Healthcareが明日から開催予定。また10月は「アフリカ」がテーマのイベントが企画されている。
興味がある方は、是非「体験」してみてほしい。

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