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自治体が運営する新たな交流施設 -SHIP 品川産業支援交流施設-
今回は先日2月24日、HIPSTARTERがお届けするイベントVOL.1として「Techstars x Hipstarters Pitch Event」に協賛頂き、会場となったSHIP 品川産業支援交流施設(以下SHIP)を紹介しよう。
SONY、マイクロソフト等、国内外の大手メーカー、それらを支えるものづくり企業、情報系企業が集まる品川・大崎にあり、交通アクセスにも恵まれたSHIPは、2015年6月にオープンした東京都内でも珍しい自治体が運営する大規模の産業支援複合施設で、エンジニア、デザイナー等の国内外クリエイターや、ベンチャー、スタートアップ等、さらなる飛躍を目指す企業が交流できる新たなスペースだ。
イベントスペース、貸会議室、コワーキングスペース、オフィス等、様々なシーンで活用できるスペースの他、特筆すべきは、3Dプリンター、レーザーカッター、4軸切削加工機、測定顕微鏡、研磨機、CADソフトまで有する工房が併設されていることだろう。
その特徴からか、16室のオフィススペースに入居する企業もバイオベンチャー、工作機械、設計事務所、デザイン会社などの次世代を担う国内外の企業が名を連ねており、常に満室状態だという。
約30人程度のイベントができる多目的ルームを囲むようにコワーキングスペースがあり、品川区民でなくても会員になることができる。自治体の運営ということもあり、法人・個人会員の他、ワンタイム会員としての利用も可能で、地方に本社を持つ企業や個人起業家の利用も目立つ。
別階にあるブライトコアホールはスクール形式で360席、シアター形式で460席収容可能。会議、セミナー等のビジネス利用の他にもパーティやプレス発表等様々なイベントに対応可能で、料金はとてもリーズナブル。
こちらは1年先まで予約が埋まるほどの人気スペースだ。
また指定管理者としてSHIPを管理・運営する品川ビジネスクラブは、受賞者に賞金の他シリコンバレーツアー、さらにSHIPコワーキングスペース1年無料券の副賞が付くビジネス創造コンテスト(品川区共催)を開催している他、しながわ産業・創業支援施設合同交流会、マーケティングセミナー、Lightning Talk大会等独自のイベントを企画・開催しており、日本マイクロソフトや関東経済産業局等からアドバイザーを招き、1対1で相談・アドバイスがもらえる「スタートアップカフェ」も人気がある。
他のコワーキングスペースとは一線を画すSHIPは交通アクセスはもちろん、レストランやカフェ等も同じ建物内にあり、オープンスペースを利用する企業や起業家とも交流ができる新たなビジネスハブとして、今後ますます利用者が増大するであろう。 SHIP主催の今後のイベントにも是非注目していきたい。