アメリカではインターンシップするのが常識?
アメリカでは多くの学生が夏休みなどの長期休暇を利用して、ボランティアやインターンシップに参加しています。私自身、先日サンフランシスコを訪れた際に、ゲストハウスで1か月サンフランシスコのIT企業でインターンシップをしに来ているロサンゼルスの学生に会いました。アメリカでインターンシップをしている学生がなぜ多いのでしょうか。気になったので調べてみました!
理由①:インターンやボランティアでスキルを身に付けるため
インターンシップやボランティアでは、様々なスキルを組織の活動の中で身に付けることができます。特にまとめる力やマルチタスク、スケジュール管理力が求められ、実戦で磨くべきスキルを習得しようと考えているようです。例えば、Computer Science専攻の学生の場合は、学校で習ったITのスキルを向上させる、実績を作る理由で参加しています。また、サマースクールのボランティアに参加する学生は、子供たちのサマースクールプログラムのスケジュールからマネージメントまでチームで協力しながらチーム活動における必要なスキルを学んでいます。
理由②:単位がもらえるため(必修の場合もある。)
アメリカではインターンシップを必修としている大学も多くあります。そのため、無給のインターンシップの中には、単位申請可能と書かれているものもあり、勤務時間などを申請して単位をもらっている学生も多いです。実際に私のインターン先にも地元の学生がいて、単位をもらいながら、インターシップをしていました。単位とスキルを習得しながらインターンシップを行う、まさに一石二鳥です!
理由③:就職活動の際に有利になるため
これは日本とも同じですが、履歴書に箔がつくため、ある程度有利になります。そのため、各大学のキャリア・センターも学生へのインターンシップをすることを進めています。また、アメリカでは日本と違い就職活動の時期が決められていないので、個人のタイミングでインターンに参加し、インターンシップ先から内定をもらうこともできます。Forbesの記事によると60%の有給インターンシップがジョブオファーになると述べています。実際に、私の友人もサマーインターンシップに行き、内定をもらっていました。
◎LinkedIn(リンクトイン)を活用しよう!
アメリカではLinkedIn(リンクトイン)を持っていると大変便利です!
LinkedInとは、ビジネス版のFacebookのようなもので、人脈のネットワークを形成できたり、プロフィールとなる履歴書を載せることで人事から連絡が来たりします。
LinkedIn外の求人サイトでLinkedInのアカウントが使えるくらいアメリカでは浸透しています。ある企業のポジションに応募する際に、履歴書としてあなたのLinkedInを提出することができます。その際、ワードなどで作成した履歴書も同時に提出することが多いです。人事の方の好みだと思うので、二つ提出しておくといいでしょう。
そのほかにも求人紹介、ビジネスニュースのフィードなどのサービスもたくさんあるので、ぜひアカウントを作成して利用してみてください。
まとめ
今回はインターンシップに参加する人の理由を列挙しましたが、外部的な理由としては、学生の長期休暇が長いことやインターンシップを受け入れる企業がたくさんあることなどインターンシップを行える環境がとても充実していることが挙げられます。LinkedInに関しては、海外との取引や海外での就職を考えている方はぜひアカウントを持つことをおススメします。つながった人脈がいつか役立つことがあるかもしれません!